MTO (パターンオーダー) – 新デザインの2型

  • HOME
  • BLOG
  • MTO (パターンオーダー) – 新デザインの2型

新しくMTO(パターンオーダー)に追加されましたデザインのご紹介です。

————————————————————-

まず1つ目は【Ghillie (ギリー) 】です。

MTO以前に、当店ではビスポークで人気のデザインです。
.

靴ひもを通す部分には、一般的なハトメではなく、ループ状のパーツを採用。

この仕様により、より軽やかで装飾性の高い表情に仕上がっています。
.

甲の部分で靴ひもが交差する特徴的な構造となっております。
装飾的なだけではなく、しっかりと足を締め上げ、確かなホールド感を生みます。

覆う面積の少なさからは想像できないほどの、足を包み込むような独特の履き心地が特徴です。
.

また、甲が大きく開いていることで、靴下を見せたスタイリングや、軽やかな印象での着用など、季節や装いに応じた楽しみ方ができる一足です。
.

靴ひもの先端にはタッセルをあしらい、歩くたびにさりげなく揺れる愛らしさを添えています。

ご希望に応じて、タッセルのないシンプルな仕様に変更することも可能です。
.

————————————————————-

2つ目は【Center Seam (センターシーム) 】

オーストリア・ウィーン特有のデザインです。

.

ウィーンで修行していた頃、現地のオーダー靴店では必ずといっていいほどサンプルとして飾ってありました。

.

意匠は極めてシンプル。

センターに一本の縫い目が走るだけの構成です。

しかしその一本が、この靴の印象のすべてを決定づけています。

.

履き口は、アッパー・ライニングともに断面を見せず折り込む仕様。
ウィーンでよく見られるこの仕立てにより、輪郭がやわらかく整い、全体に不思議なまとまりが生まれています。

.

初めて見たときは、どこかぱっとしない靴だと感じました。
けれど、見れば見るほど心に残る。

おそらく最初に感じた違和感こそが、この靴の強い個性だったのだと思います。

.

センターシームの靴自体は珍しくありません。

ただ、このように断面を内に折り込んだ一足には、言葉にしづらい均整と静けさがあります。

.

一足目としてはやや癖を感じるかもしれませんが、
二足目、三足目として取り入れることで、装いにさりげない変化を与えてくれる一足です。

.

————————————————————-

工房にてご注文承っております。

ご試着、ご見学も大歓迎です!