MTO Tyrolean Shoes

Made to Order のチロリアンシューズのご紹介です。

まずMTOについてですが、受注生産の意味です。ビスポークのようにお客様の足に合わせて木型を製作し、お好きなデザインでお作りしますというものではなく、
決まった木型・デザインの靴のサンプルをお履きいただきサイズを確認した後、製作に入るというものです。
木型を新しく製作するわけではありませんが、窮屈な部分を補正して可能な限り足に合わせることは可能です。

ビスポークと比較して、木型・デザイン・パターンの工程がなくなるので、納期が短くなり、金額も下がるというメリットがあります。

そして今回新しく展開することになりましたのが、チロリアンシューズです。

オーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈の一部であるチロル地方。チロリアンシューズは一説によると、チロル地方の牧童が羊の放牧の際に履いていた靴が原型となっているといわれています。

セミオーダーとして展開するにあたり、休日専用革靴をテーマとし、休日のリラックスしたシチュエーションで履きたくなるような靴に仕上げました。

まずはその見た目

ぱっと目につく甲の部分のモカ縫い、

ボリュームのある履き口周りのフラットパイピング、

重厚感漂うソール周りのノルウィージャンウェルト。

お休みの日にのんびり散歩したり、公園でまったり過ごしたり、そんな風景が浮かんでくると思います。

履いていただければわかりますが(履いていただかないとわからない)、悪目立ちするほどボリュームはありません。ウェルトの張り出しを考慮し、捨て寸(つま先の余白)は短め。

また小さな革のハギレだけではイメージが湧きにくいと思うので、写真にある通りフィッティングサンプルはサイズごとに色を変えて作っています。特に赤いスエード、

赤という色は派手かもしれませんがスエードになることでスムース革特有のテカリが無くなり、とても上品な、ファッションに取り入れやすい靴になったと思います。
さらにノルウィージャンウェルテッド製法の履き心地を体感していただきたく思い、フィッティングサンプルから製品同様の製法で仕上げています。体感していただきたいというのも、ノルウィージャンウェルトだから特別な履き心地ということではなく、見た目のボリューム感から固そうだと思われることが多々ありますが、実は全然そんなことないですよ!ということを知っていただきたいです。

次に履き心地についてです。

履き心地の良い靴とは何か、「履いていて何も感じない靴」だと思っています。何も感じないというのは極端かもしれませんが、靴と足の間に意味のない空間や、逆にどこか一部分を強く押される感覚などが無いということです。理想なのは、履いているときは何も感じないけれど靴を脱いだ時、もしくは他の靴を履いた時にどこかもの足りなさを感じてしまう、ということだと思います。
チロリアンで使用している木型は足の裏の凹凸に自然に沿うような形状をしています。もちろん人によって足は様々なのでやりすぎない程度に、優しく足を包み込んでくれます。

先日(10月28日)、サンクリスピンデーという革製品のイベントに出展させていただき、そこでたくさんの方にチロリアンシューズをお履きいただきました。体感ですが9割くらいの方から、「見た目に反して柔らかい履き心地」「足裏の凹凸がちょうど良い」「履いた時のシルエットがかっこいい」など嬉しいお言葉をいただけました。「普段スニーカーばかり履いているけどこのチロリアンなら楽に履けそう」という方もいらっしゃいました。ありがとうございます!!
残りの1割、足幅が結構細い方にはいまいち合わなかったようです、、、

もう1つ、この靴の面白いポイントがこれです

甲部分の革を取り換えることが出来ます。上の写真だと、靴の隣に置いてあるものがもともと付いていた革です。それをモコモコの革に変えてみました。
その時の気分や季節によってカスタムしてみてください!
一度取り外した革はそのままお返しいたしますので、ダメージがない限りはまた元に戻すことも可能です。

いろいろと説明しましたが、履いていただければこの良さをお分かりいただけると思います、!わざわざ試着のためにご来店いただいて、靴の脱ぎ履きを繰り返して、っていう試着までのハードルが高いのはわかります。(サンクリスピンデーのように多くの方に履いていただける機会がまたあればいいのですが、、)
残念ながらしばらくはイベントに参加する予定はないので、気になる方、是非ご来店ください!ご試着だけでも大歓迎です。

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